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わたしは以下のような中国留学の経験をもっています。
そこで中国留学したいなっと思っている方に少しでも役立つ情報を提供できたらと思っています。
「中国語ができないけど、なんとなく留学したい。社会人だけど会社をやめて留学したい。研究のために留学したい。」
様々な目的があると思いますが、まずは、留学の予備知識として参考にしてください。

ゆかりの中国留学歴
1998年 南開大学  3カ月(大学プログラムにて留学)
2001年 遼寧省大連にある東北財経大学に1年間(私費留学)
2006年 北京大学 に語学留学 6カ月(私費留学)
2007年 北京大学 修士課程 3年(私費留学→国費留学) 

中国留学の特徴
中国留学とアメリカ留学の最も大きな違いは、住居です。アメリカ留学では、最初ホームステイをしてから、シェアハウスなど探したりするケースが多く見受けられます。
しかし、中国留学では基本的に寮にすむケースが多くなります。
また、アメリカなどでは、大学などのほか、私立の語学スクールもたくさんあり、選択肢の一つになっています、しかし、中国留学の場合は、基本的に大学に設けられた外国人向け中国語学習コースに進むことになります。
ではなぜ中国留学ならではの特徴があるのか、説明していきます。

中国大学の特徴
中国は社会主義国家であるため、1980年以前までは、”単位(danwei)”と呼ばれる組織で社会が構成されていました。企業、学校、政府機関などの単位ごとに社会(コミュニティー)が組織され、その中で、衣食住、娯楽、幼稚園、職業、結婚紹介にいたるまで、生活のすべてがコントロールされていました。しかし、1978年の改革開放以降、企業などでは私営化が進み、単位の機能は2000年に入りほぼ消滅します。
現在、中国の大学ではこの制度の名残で、大学全体が一つの町のように形成されています。
中国人学生は大学が提供した寮(4人部屋や6人部屋など)に住み、大学内の食堂で日々の食事をします。(価格も安いです。)学生だけではなく、大学教授や職員等、大学関係者は学内に住居があります。スーパーマーケットはもちろんのこと、喫茶店、映画館や、ディスコまで完備された大学も珍しくありません。
そのため敷地はものすごく広いです。
例えば北京大学のメインキャンパスの敷地は270万平方メートル(約東京ドーム約58個分)の広さがあります。そこに教職員3000人、学生約3万人が暮らしています。

留学生寮完備の理由
留学にとって最大のメリットは寮の完備でしょう。初めて行く外国で住居を探すのは容易ではありません。
改革開放以降、中国は対外的に開放されてきました。外国人も中国国内を自由に観光できる時代になりました。しかし、80年代は外国人は外貨を人民元に交換することもできず、また現在のように自由に観光することすらできませんでした。もちろん北京語言大学を中心として留学生の受け入れも始まりましたが、当初は、留学生一人に、中国人学生の世話係が紹介され、中国語の勉強を手伝ってくれたという話を聞いたことがあります。一方彼らは留学生の行動を監視する役目も担っていたと言われています。
政府からみれば寮に留学生を住まわせることにより、留学生の行動が容易に監視できるのです。
尚、2000年代初頭に私が大連に留学した時も、外国人が所定の場所以外に住むことは難しく、大学寮や、外国人居住区に定められていました。学外に住んでいる韓国人の学生もいましたが、自分の名義ではなく、中国人の名義を借りて住んでいました。また当時は、留学生寮であれば、香港系(Phoenix  TV等)の番組もテレビで見ることができましたが、普通の家庭では見ることはできませんでした。例えば9.11の報道は中国国内のテレビ局は情報配信を遅らせましたが、その時は、香港系のテレビで、留学生は先に情報を知りました。そういったメリットもありました。
現在、大都市では、外国人でも自由に住まいを決められますが、1年-2年の留学予定であれば、寮は価格も安くて安全で、学生同士の交流もさかんですので、おすすめします。

中国留学する際、考えるべきこと
・場所
中国の国土面積は広く、日本の25倍もあります。どこの都市に留学するかで、気候、言語(方言)などの環境、留学生の数、外国人向けサービス(医療等)、治安の充実度が変わってきます。
また近年都市部では、PM2.5などの大気汚染も深刻になってきました。わたしも北京に住んでいる間に黄砂とPM2.5 のために喘息を患いました。大都市や、工業都市であれば、このようなリスクが伴います。

・予算
近年中国の物価はうなぎのぼりにあがっています。北京、上海などの大都市においては、日本より高いものもたくさんあるそうです。
しかし、地方にいけば、昔より物価が上がったとはいえ、日本よりも安い値段で外食などできます。そのため留学費用も安く抑えられます。
学費や寮の費用も大都市と、地方都市では異なるため、予算にあわせて留学先を決めるのも一つの手でしょう。また地方都市にいけば、日本人留学生が少ないのも魅力の一つです。

・目的、目標
なぜ留学をするのか、再度考えてみてください。目的、目標がある留学と、ない留学では、結果や満足度が全く異なります。
比較的中国の物価や留学費用が安いこともあり、「なんとなく、留学してきた~」っという学生をたくさんみてきました。環境になれずに引きこもりになってしまったり、羽目を外して事故にあったり、大学本科に入っても卒業できずにずっとダラダラ中国にいるという人もいます。
そうならないためにも、目標をもって留学することをお勧めします。
難しい目標でなくてもよいと思います。中国人の現地の友達10人作るとか、授業は皆勤で頑張るなど。。。
わたしは北京大学で修士に入ることを目標にし、入ってからは、卒業するということを目標にしました。
目的、目標があればこそ、有意義な時間をすごせるはずです。


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