中国離婚率

80年代生まれ、90年代生まれの一人っ子政策のもと産まれた世代が現在結婚適齢期になりました。それと同時に中国では年々離婚率が増えています。

中国民生部の2018年上半期における結婚登記と離婚登記状況の統計によると、全国で結婚登記は5,396,849カップル、離婚登記は193,054カップルとなり、この比率は、35.77%となります。離婚率は計算方法により異なり、通常、結婚登記数/離婚登記数であらわしませんが、中国の新聞などではこの比率をもとに離婚率をセンセーショナルに報じています。

尚、国家統計局の正式な統計資料によると、2017年までの結婚登記、離婚登記、粗離婚率(人口における、その年の離婚件数)は以下になります。この資料によると、離婚率は1%以下です。しかし、この資料から離婚率が年々上がってきていることがわかります。
離婚率

離婚率には地域差も

離婚率に関しては一定の地域差もあるようです。(この離婚率については一般的に中国のメディアでつかわれている離婚数/結婚数を用います。) それによると2018年上半期の比率は以下のようになります。 黒竜江省、吉林省、天津と中国の北方が高い割合になっています。北京や、上海などの都市部も50%に近くなっています。

2018年上半期には全国で200万人近いカップルが離婚しているのです。

結婚離婚比率

離婚の原因

2017年度の調査によると中国における離婚の原因は以下となっています。

1位 浮気

調査によると、現在中国の離婚の半数にあたる50.16%の離婚の原因が、第三者の介入によります。相手の浮気が一番の離婚原因となっています。

2位 DV(家庭内暴力)
家庭内暴力、虐待、家族放棄などにあった場合、被害者側は離婚を要求すれば、離婚可能です。また損害賠償なども請求することができます。

3位 性格の不一致
80年代、90年代の一人っ子はわがままで育った人も多く、自己主張が強く、相手より自分を優先する人も見受けられます。そのため折り合いがあわなくなり離婚に至るケースもあるようです。

4位 姑問題
多くの夫婦が嫁姑関係に悩んでいますが、特に夫が母親の言いなりになっている、何もしないもしくは傍観者である場合関係が悪くなります。夫が何もしなければ、ますます嫁姑の関係は悪くなり、離婚に至るケースもあります。

5位 悪い生活習慣
悪い生活習慣がある場合、離婚に発展します。

6位 家購入
中国都市部ではマンション価格の高騰をうけて、政策により購入制限を設けています。2軒目以降のマンションの購入が厳しくなるのです。そのため、規制をかいくぐるために、離婚をするのです。中国ならではの事情による離婚です。

離婚は今後も増加傾向に

中国の夫婦は共働きが基本です。男性より、女性の方が稼いでいる人もたくさんいます。そのため、離婚しても経済的な心配をする必要がありません。女性が独立しているという点で、離婚のハードルが下がっています。

また経済発展とともに男性の浮気も目立ってきました。80年代に入り欧米の文化が流入するとともに、男性も女性も貞操観念が変化していきます。真面目だった男性が結婚し、裕福になるとともに、浮気に走るケースも少なくありません。また何人もの女性を囲うことが、富裕層男性のステータスという考えを持つ人も増えています。 今後もまだまだ離婚する人は増加するのではないかと考えられます。
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