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中国で働くのに必要な就労ビザ(Zビザ)

日本の企業から中国に派遣されるにしろ、日本の企業に現地採用されるにしろ、中国の企業に雇われるにしろ、中国で就労する人が必要となってくるのが「就労ビザ」。「就労ビザ」は中国語で「Zビザ(Z字签证)」とよばれています。
この就労ビザの取得が年々厳しくなってきており、わたしの周りでも取得ができなかった、できたけど数年かかったという声をきくようになりました。では、どのような場合取得が難しいのでしょうか。

就労ビザ取得の流れ

まず、就労ビザを取りたいと思ったら、取得に関して就労ビザ取得に関する流れを理解することが重要です。

1.「中華人民共和国外国人就業許可証書」の取得
まずは中国国内で働く企業がある所在地を管轄する「労働行政部門(労働局)」で「中華人民共和国外国人就業許可証書」を申請し、「中華人民共和国外国人就業許可証書」を取得する必要があります。
2.    「査証発行許可通知書(被授権単位邀請函)」の取得
中華人民共和国外国人就業許可証書」が取得できたら、中国の受け入れ企業は所轄の対外経済貿易部門に査証発行許可通知書」の申請、取得をします。
3.
中華人民共和国外国人就業許可証書」「査証発行許可通知書」この二つの書類をもって日本側では領事館で就労査証(Zビザ)の申請を行います。

1.2は中国側の受け入れ企業が行い、3は日本側で行うことになります。就労ビザ
(Zビザ)が他の商用ビザ(Mビザ)などとは異なる点は、この中国国内の労働局等の部門での許可が必要だという点です。現在年々取得が厳しくなっているのは、「外国人就業許可証」を取得する部分となっています。

「外国人就業許可証」の取得が難しい人とは

では「外国人就業許可証」の取得が難しい人とはどのような人なのでしょう。「外国人就業許可証」は、対象の外国人の職務経験、学歴、年齢、年収、勤務年数などの項目ごとに点数化をして、その総合点数ををもとにA、B、C類の3ランクに分け、許可証の発行の可否を判断します。

そして以下の人はこの「外国人就業許可証」を取得するのが難しいとされています。
・60歳以上の人
・日本で就労経験が2年以上ない人
・大卒でない人

基本的に60歳以上の人は、現在就労ビザは取れないと考えたほうがよいでしょう。前回、わたしの知人で就労のために70歳で「就労ビザ」を取りたいということでしたが、受け入れ企業が決まっている状態にもかかわらず、どこの代理店にも無理だと断られました。また高卒の人は、日本の企業からの派遣にも関わらず、ビザ取得に2年かかったということを聞いています。

その他、日本人ではないですが、北京の知人が自分の会社(ホテル)で雇うためのフィリピン人のビザを取得するために北京の企業では3万元(約60万円)程度支払ったといっていました。ただこの知人に聞いても、一番難しいのが年齢による要件だといっていました。


Mビザで就労すると摘発される恐れも

就労ビザがなかなかおりないため、中国での収入を得ることを禁止しているMビザ(業務ビザ)で3カ月ごとに日本に戻りながら、仕方なく中国で業務をする人も聞いたことがあります。しかし、何か問題が起きたらということをも大変心配していました。

過去においては、中国側は日本の技術などがほしいため、60歳以上で日本の企業を退職した人などを中国の企業で雇うなど受け入れしていることをよく聞きました。しかし現在ではそれも難しくなっているようです。


まとめ

各都市にもより少し基準が異なりますが、2017年4月より実施された新しい外国人就業許可制度就労により要件が厳格化しました。中国が豊かになるにつれ中国で働きたいと思う外国人が増えたのも一つの要因かと思われます。前述のように特に年齢の高い方に関しては、ほぼ無理だということを聞きましたので注意が必要です。
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